アルペン、2022年6月期 第3四半期 連結決算
一般スポーツが不振、減収減益に

update: 2022/06/02

アルペンの2022年6月期第3四半期（7－3月）連結決算は、主力の一般スポーツなどが苦戦し、減収減益になった。コロナ禍に伴う影響などにより個人消費が低調だった。「ゴルフ」ビジネスが堅調な推移だった。

「ゴルフ」ビジネスが堅調な推移

連結売上高は1,660億3,100万円（3.2％減）と減収。売上総利益率（粗利率）が40.1％（2.3ポイント減）と減少した。販管費率も高まったことで、営業利益は39億3,700万円（65.6％減）と減益に至った。同じく経常利益も53億4,100万円（58.2％減）と大幅な減益となった。

セグメント別では、「ゴルフ」ビジネスが売上高665億5,000万円（3.7％増）と堅調な推移だった。プレーヤーの新規参入によりゴルフ市場が好調なため、その恩恵を受けた形だ。「競技・一般スポーツ」は317億8,500万円（12.2％減）と苦戦した。1月に既存店売上が前年を上回るなど回復したが、2月以降のコロナ禍による部活動の制限が響いた。

「スポーツライフスタイル」の売上高は381億4,000万円（6.6％減）。冬物は堅調な推移だったが、蔓延防止などコロナ禍による外出自粛政策が足を引っ張った。「アウトドア」も200億7,800万円（4.1％減）と苦戦。厳冬や商品値上げなどが影響した。

4月度の既存店売り上げは2.4％増と堅調な推移だった。また、EC売り上げが150億円を上回り、20％増と順調に伸びている。期末の店舗数は396店（出6、退4）。「アルペン」が36店（退2）、「スポーツデポ」が146店（出3、退2）、「ゴルフ5」が196店（出2）、「アルペンアウトドアーズ」が15店（出1）。