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Under Armour,Inc. 2022年度 連結決算
増収、損失を計上

update: 2022/05/27

Under Armour、2022年度 財務数値一覧(表1)

Under Armour、2022年度
財務数値一覧(表1)

Under Armour,Inc.(アンダーアーマー社)の2022年度連結決算は増収を達成したが、「Restructuring and impairment charges」(事業の再構築および減損費用)の計上が足を引っ張り、損失計上となった。決算期移行時期に該当し、1-3月の3カ月間の変則決算である。

EMEAが健闘

連結の売上収益は13億ドル(約1,573億円、1米ドル=121円で換算)、3.4%増と増収を達成した。売上総利益率(粗利率)は運賃の高騰などが影響し、46.5%(3.5ポイント減)と低下した。

販管費率が増加したほか、「Restructuring and impairment charges」(事業の再構築および減損費用)の計上も響いて、営業損失4,500万米ドル(約54億4,500万円、同)を計上するに至った。同じく税引前損益も5,200万米ドル(約62億9,200万円、同)の損失計上となった。四半期損失は5,900万米ドル(約71億3,900万円、同)だった。

Under Armour、2022年度 部門別・地域別売上高(表2)

Under Armour、2022年度
部門別・地域別売上高(表2)

商品別の売上高では、主力の「Apparel」(アパレル)が8億7,600万米ドル(約1,059億9,600万円、同)、8.2%増と健闘した。「Footwear」(シューズ)は2億9,600万米ドル(約358億1,600万円、同)、4.0%減と苦戦した。地域別では、主力の「North America」(北米)が8億4,100万米ドル(約1,017億6,100万円、同)、4.4%増。「EMEA」(欧州・中東・アフリカ)が2億2,800万米ドル(約275億8,800万円、同)、17.6%増と健闘した。日本を含む「Asia-Pacific」(アジア・太平洋)は苦戦した。

新たに3月期決算に移行する通期(2023年3月期、4-3月)の業績見通しは、売上収益が約60億2,300万米ドル、5.0-7.0%増。営業利益は3億7,500-4億米ドルの見通しだ。