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ヨネックス、2022年3月期 第3四半期
全セグメントで増収を達成

update: 2022/02/24

ヨネックス、2022年3月期 第3四半期 財務数値一覧(表1)

ヨネックス、2022年3月期
第3四半期 財務数値一覧(表1)

ヨネックスの2022年3月期第3四半期(4-12月)の連結決算は、全セグメントで増収を達成、増収増益となった。主力の「バドミントン用品」が大きく回復したほか、「アジア」地域が好調に推移した。

全地域で増収、利益を確保

連結売上高は539億7,500万円(51.1%増)と2ケタの増収。売上総利益率(粗利率)は国内工場の稼働が回復したこともあり、44.8%(5.2ポイント増)と大きく改善した。営業利益は粗利の増加もあり、59億7,800万円(4682.4%増)と大幅な増益を達成した。

経常利益も62億2,300万円(832.0%増)と大きく回復。四半期純利益も50億8,100万円(1658.1%増)で増益となった(表1を参照)。China(中国)ビジネスが想定以上に回復したことも貢献したようだ。

ヨネックス、2022年3月期 第3四半期 セグメント別・種目別売上高(表2)

ヨネックス、2022年3月期
第3四半期 セグメント別・種目別売上高(表2)

主力地域の「日本」は売上高273億700万円(37.1%増)と増収だったが、第3四半期(10-12月)単独ではコロナ禍の自粛要請の影響で需要の回復が遅れた。「アジア」地域は売上高221億7,700万円(77.6%増)と大きく回復。Chinaのバドミントン用品が貢献した。「北米」は同24億4,400万円(61.7%増)で、バドミントン及びテニス用品が後押しした。「ヨーロッパ」は同16億3,800万円(13.9%増)で、テニスが好調だった。

種目別の売上高では、主力の「バドミントン用品」が306億8,900万円(61.2%増)と回復。「テニス用品」も82億500万円(71.9%増)と好調に推移した。「ゴルフ用品」は11億4,000万円(56.4%増)。全種目で増収を達成した(表2を参照)。

第3四半期の結果を受けて、通期の業績予測を上方修正している。連結売上高は35億円増の745億円(44.5%増)、営業利益は10億円増の65億円(529.6%増)、経常利益は12億円増の68億円(273.0%増)の計画だ。