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アルペン、2022年6月期 第2四半期
店頭売りが苦戦、減収減益に

update: 2022/02/07

アルペン、2022年6月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

アルペン、2022年6月期 第2四半期
財務数値一覧(表1)

アルペンの2022年6月期第2四半期(7-12月)連結決算は、コロナ禍による自粛や天候不順が影響し店頭売りが苦戦、減収減益となった。今回の結果を受けて、第2四半期及び通期の業績見通しを下方修正している。

商品別では「ゴルフ用品」が堅調

連結売上高は1,129億円(6.3%減)と減収。秋冬物が低調だったほか、コロナ禍からの需要の回復が遅れていることが影響したようだ。売上総利益率(粗利率)は41.3%(1.9ポイント減)と悪化した。販管費率が36.0%(2.0ポイント増)と増加した。営業利益が59億1,500万円(46.7%減)と減益に至った。

経常利益は68億5,500万円(43.0%減)と大きく減少した。四半期利益は43億3,300万円(44.7%減)と苦戦した。全体的に収益が伸び悩んだ。

商品別では、「競技・一般スポーツ用品」がライフスタイル系商材の苦戦や天候不順の影響で、既存店売上は前年同期比を下回った。スポーツアパレルが低調だった。ゴルフ用品は既存店ベースを下回ったが、ECのクラブ販売が健闘し、全体では前年比を上回った。アウトドア用品は前年比を下回った。

期末の店舗数は394店(3増、3減)。「ゴルフ5」が195店(1増)、「スポーツデポ」が146店(2増、1減)、「アルペン」が50店(2減)。通期の業績予想は下方修正している。連結売上高は120億減の2,380億円、営業利益は75億円減の100億円、経常利益は72億9,000万円減の114億5,000万円を計画している。