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ゼビオホールディングス、2024年3月期 第3四半期──微増収、経費増で減益に

update: 2024/02/28

ゼビオホールディングス、2024年3月期 第3四半期 財務数値一覧(表1)

ゼビオホールディングス、2024年3月期
第3四半期 財務数値一覧(表1)

ゼビオホールディングスの2024年3月期第3四半期(4-12月)連結決算は微増収だったが、経費増で減益に至った。一般競技スポーツは2ケタ増と健闘したが、もう1つの柱であるゴルフが減収するなど難しいかじ取りとなった。

一般競技スポーツが健闘、ゴルフは伸び悩む

連結の売上高は1,821億4,600万円(1.0%増)の微増収。売上総利益率(粗利率)は38.7%(0.3ポイント減)だった。販管費率が増加したこともあり、営業利益が46億5,900万円(37.5%減)と減益に至った。

同様に経常利益も53億6,900万円(32.5%減)の減益となった。四半期利益も32億4,600万円(37.8%減)で減益の結果となった。EC事業関連のコストやIT開発案件の増加も影響したようだ。

ゼビオホールディングス、2024年3月期 第3四半期 部門別売上高(表2)

ゼビオホールディングス、2024年3月期
第3四半期 部門別売上高(表2)

部門別の売上高では、主力の1つ「一般競技スポーツ・シューズ」が605億8,700万円(10.4%増)と健闘した。「ゴルフ」は622億8,700万円(2.7%減)と苦戦した。「スポーツアパレル」が213億1,000万円(1.6%増)と堅調な推移。「アウトドア・その他」は255億300万円(2.3%減)と伸び悩んだ。

期末の店舗数は893店(37増、27減)。主力の「スーパースポーツゼビオ」業態が165店(8増、2減)と増加した。通期の業績見通しに変更はない。連結売上高2,451億7,100万円(2.5%増)、営業利益72億8,000万円(12.6%減)、経常利益77億9,200万円(15.7%減)の増収減益を計画している。