アシックス、2025年12月期 第3四半期 連結決算──2ケタの増収増益、過去最高の収益を更新
update: 2025/11/14
アシックスの2025年12月期第3四半期は、主力のランニングシューズが引き続き好調で、2ケタの増収増益を達成した。売上高、営業利益、四半期利益が第3四半期としては、過去最高額を更新した。
ランニングがけん引、第3四半期で初の売上高6,000億円台に到達
連結の売上高は6,250億5,500万円(19.0%増)と2ケタの伸び。為替の影響を除いても、20.4%増と2ケタの増収だった。売上総利益率(粗利率)が、56.5%(1.1ポイント増)と改善した。販管費率が下がったこともあり、営業利益は863億1,400万円(32.9%増)と増益となった。
経常利益も1,245億円(41.0%増)と好調に推移した。四半期利益も863億1,400万円(32.9%増)で、営業利益同様、第3四半期では過去最高額を更新した。この好業績を受け、通期見通しを上方修正している。
カテゴリー別の売上高では、全部門で増収を達成。主力の「パフォーマンスランニング」が2,843億円(10.1%増)と2ケタの増収。「スポーツスタイル」が1,090億円(10.7%増)と健闘した。「オニツカタイガー」も998億円(45.7%増)と好調な推移だった。
地域別の売上高では、主力の「欧州」が1,789億円(25.0%増)と好調な推移だった。「日本」も960億円(34.5%増)と健闘。「中華圏」が929億円(18.8%増)、「東南・南アジア」が383億円(33.3%増)と高い伸びだった。
第3四半期決算の好調を踏まえ、通期の業績予想を上方修正している。連結売上高8,000億円(17.9%増)、営業利益1,400億円(39.8%増)、経常利益1,350億円(45.8%増)、当期純利益900億円(41.1%増)の増収増益を計画している。














