美津濃、2024年3月期 第3四半期──2ケタの増収増益を達成
update: 2024/02/15
美津濃(ミズノ)の2024年3月期第3四半期(4-12月)連結決算は、2ケタの増収増益を達成した。国内外でフットボール(サッカー)やインドアスポーツが好調に推移した。国内では野球やワーキング分野が収益に貢献した。
前年同期に続き、過去最高収益を更新
連結の売上高は1,680億4,600万円(14.0%増)と2ケタの増収。国内外でフットボール(サッカー)やインドアスポーツが好調に推移したほか、国内では野球やワーキング分野が収益に貢献した。売上総利益率(粗利率)は40.0%(0.1ポイント増)とほぼ前年並み。販管費コントロールがうまく行き、営業利益が137億3,800万円(35.3%増)と第3四半期では過去最高益となった。
同様に、経常利益も150億4,500万円(42.2%増)と第3四半期で過去最高額を達成。四半期利益も113億2,200万円(44.7%増)と大きく改善した(表1を参照)。
地域別の売上高では、主力の「日本」が989億円(10.2%増)と2ケタの増収。「米州」が271億円(18.4%増)、「欧州」も201億円(16.7%増)と好調に推移した。「アジア・オセアニア」が220億円(25.1%増)と健闘した。品目別の売上高では、「フットウェア」が536億円(23.4%増)とけん引役になった。「アパレル」も451億円(14.9%増)と好調な推移だった。
第3四半期までの結果を受けて、通期の業績見通しを上方修正している。連結売上高は2,250億円(6.1%増)と変わらないが、増益になる予測だ。営業利益は15億円増の165億円(27.5%増)、経常利益は25億円増の175億円(24.6%増)。