スポーツタカハシがスケートボードイベントを開催
update: 2015/04/03
スポーツ専門店のスポーツタカハシ(大阪市中央区西心斎橋)が3月29日、米国で著名なスケートボードチームの「RVCA」(ルカ)の関連イベントを開催した。サイン会と今年3月に新規オープンした同店ウエスト館の「スケートボードパーク」におけるパフォーマンス披露を行った。
コトとモノの融合
旧店舗から大阪・心斎橋のファッションビル「ビッグステップ」へ移転・オープンしたスポーツタカハシ。強みのアスレチック(競技)系商材とスケートボード、アウトドア、スポーツシューズ、フィットネス関連売り場に凝縮した新店舗で再スタートを切った。開業後、約1カ月の売上推移はほぼ計画通りだという。アスレ関連売り場が好調で、フィットネスやスケートボードなど、重点強化するコーナーも順調にファンを取り込んでいる。
今回の「RVCA」イベントは、先方からのオファーで実現した。同店の契約スケートボーダーがSNSを使ってウエスト館の「スケートボードパーク」の情報を拡散したことがきっかけになった。プロボーダーが設計に加わった「スケートボードパーク」。“日本の街中にある”スケートボードパークという点が「RVCA」のメンバーの興味を引いたようだ。
当日は夕刻から来店したファンを対象にしたサイン会を開催。その後、ウエスト館の「スケートボードパーク」へ移動して、「RVCA」のメンバーが日本のファンが見守る中、ボードのパフォーマンスを披露した。子供から大人まで、幅広いファンが「RVCA」のイベント、パフォーマンスを堪能した。当日は米国のウェブメディア「スラッシャーマガジン」や、国内のスケートボードメディア「VHSマガジン」も取材に訪れていた。
こうした取り組みは“コトとモノの融合”が1つの目的だ。スケートボードパークを拠点にそれに関連する情報や文化を発信するスポーツショップを目指している。「スケートボードを体感できることが大きい。子供のファンも少なくないし、親が付いてくるので店頭も賑わう。」(山本登店長)と相乗効果にも期待を寄せている。
SNSの可能性も感じている。「RVCA」の方からウエスト館の「スケートボードパーク」で滑りたいというオファーが届いた事実を見ても、従来とは異なる情報発信・拡散が今後も増えそうな傾向が感じ取れる。