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ゼビオ
バスケットボールの「3×3」を強化中

update: 2014/06/02

ゼビオが力を入れている スリーオンスリーの試合風景

ゼビオが力を入れている
スリーオンスリーの試合風景

スポーツ小売店のゼビオが、バスケットボールの“スリーオンスリー”の浸透・拡大に力を入れている。2012年に公益財団法人の日本バスケットボール協会とエグゼクティブパートナー契約を結んだことを機に、バスケットボールの普及を強化し始めた。国際バスケットボール連盟(FIBA)がスリーオンスリーとして知られる3人制バスケットを「3×3」(スリーバイスリー)としてルール統一した。2020年の東京オリンピックで正式種目に採用される可能性も視野に入れた取り組みだ。

関連ビジネスが好調

試合の合間には ダンサーのパフォーマンスも

試合の合間には
ダンサーのパフォーマンスも

同社のバスケットボール関連の売り上げは110%と好調に推移している。元々、アスレチック(競技)関連を得意にする同社だが、中でもバスケットボールは重点種目の1つに位置付けている。

“スリーオンスリー”は通常のバスケットコートの半分の面積で、使用リングも1つ、1チーム3人とコンパクトにしたプレースタイルが特徴。場所やプレー人数が足りなくてもプレーを楽しむことができる。試合時間も1試合10分と短い。サッカーのフットサル、野球の“三角ベースボール”のバスケットボール版と考えるとイメージしやすい。初心者にも気軽にプレーできるというメリットがある。

プレーヤー層はかなり若く、20-30代も少なくない。正式のバスケットボールと異なり部活の印象が薄いことも、プレーしやすい一面のようだ。時間やお金をあまりかけずに、バスケットボールの魅力を体験できる点が大きな魅力の1つである。

試合会場にダンサーを招き、場内に音楽を流すスタイルが世界共通だという。ゼビオが開催するスリーオンスリーの試合でも、同様のスタイルを採っている。プレーだけではなく、ダンスや音楽を余興として楽しむことができる。

今年7月からは、スリーオンスリーのプロリーグもスタートする。3カ月間と期間は短いが、普及の一助になるのではという期待は小さくない。物販が主なビジネスだった小売店だが、こうしたグラスルーツの取り組みにも投資するようになってきた。