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アシックス デイサービス事業
「トライアス」の施設展開が拡大

update: 2015/10/09

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来年上期には首都圏へ展開予定

各施設に共通した“ヒモ”を使った トレーニング機器

各施設に共通した“ヒモ”を使った
トレーニング機器

11月の2施設──「トライアス尼崎」(兵庫県尼崎市)と「トライアス伊丹」(兵庫県伊丹市)の開設で、年内目標だった5施設に到達する。本社のある兵庫県下、近しい立地へドミナント的に5つの複数の施設を相次いで開業した。施設間のオペレーションなど、課題や効率的な運営を模索する目的がある。

こうした5つの施設の運営ノウハウを基に、来年上期には、首都圏へも展開予定だ。具体的な立地はまだ決まっていないが、兵庫県のように複数、開業することになりそうだ。5つの施設は、利用者の体力回復度を数値化し分かりやすくトレーニングに取り組める「DUAL SPARK」プログラムを共通して提供するほか、立地特性を採り入れた独自のプログラムや施設を提供する。尼崎では、畳の間を設けているほか、伊丹では施設内を一周する“歩行路”を設けた。

「トライアス伊丹」。 写真中央のトレーニング機器を囲むように 歩行路が設けてある

「トライアス伊丹」。
写真中央のトレーニング機器を囲むように
歩行路が設けてある

同施設は介護サポート事業のため、健康保険の対象になる。利用者はおよそ10%の負担で機能訓練を受けることができる。そのままでは収益性が低いため、施設運営で得た知見を活かし、今後は介護関連製品の開発・販売も視野に入れている。