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デサント ウインタービジネス
2013-2014年シーズン「デサント」「A7」
ブランド個性を明確にする

update: 2013/01/17

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「デサント」新しいデモモデルを企画した

「デサント」新しいデモモデルを企画した

デサントの2013-2014年シーズンのウインタービジネスでは、マーケットにおける存在感を高めるため、ブランド個性の発揮を重視する。スキーウエアでは「デサント」、スノーボードウエアでは「A7」(エーセブン)の2ブランドで展開するが、両ブランドで新しいスタイルのウエアを新たに企画した。

2012-2013年シーズンは堅調な推移

「デサント」。チーム受注で色バリエーションを充実

「デサント」。チーム受注で色バリエーションを充実

2012-2013年シーズンの途中経過は、昨年11月後半から降雪に恵まれたこともあり、12月末までの推移は前年同期比102%(出荷ベース)と堅調だった。通期はほぼ前年並みで着地すると予想している。

「デサント」ブランドでは、今シーズンから新たに投入したレディスライン「N-Style」(エヌ・スタイル)が好評。購入客は40-50代の女性が中心だが、スキーウエアを行き帰り用(タウンユース)として表現したコンセプトは受け入れられたようだ。卸先のスキー専門店には若い人からの問い合わせがあるそうで、今後は20-30代の若い女性を取り込んでいこうとしている。

「デサント」の「N−Style」。コーディネートを意識

「デサント」の「N−Style」。コーディネートを意識

「A7」はブランドイメージを明確にしてターゲットを絞り込む目的で型数・商品量を減らした。そのため12-13年シーズンの出荷量は減少しているが、消化率は改善している。13-14年シーズンの型数は46で、前シーズンに比べ11型絞り込んだ。「デサント」ブランドは反対に「N-Style」などのラインを増やし、178型(8増)と品揃えの幅を広げた。

13-14年シーズンの商品投入量は、2ブランド併せて前年比100%の見込み。「デサント」ブランドは同101%。「A7」は商品量を絞り込むため同94%と前年比を下回る。