『企業レポート』ゴールドウイン
「HELLY HANSEN」のブランド戦略
“アウトドア”切り口に新イメージ発信、新規顧客を狙う
update: 2011/12/26
ゴールドウインのノルウェー発のマリンブランド「HELLY HANSEN」(ヘリーハンセン)が日本市場において、新しいイメージの発信に取り組んでいる。ヨットウエアなど高機能でハードなイメージを主流にしていたが、今春から若い世代に向け“アウトドア”の新しい商品群を提案し始めた。反応は上々で、新規のショップ展開も進んでいる。
“POP UP”ショップを活用
今秋、京都・藤井大丸で2回にわたり、「ヘリーハンセン」の“POP UP”ショップ(期間限定店舗)を出店した。10月15-30日までは2階フロアに約6坪、11月18日-12月25日までは6階の催事スペースに約18坪の面積で展開。11年春夏からスタートした新ライン「アウトドア」を主体にした品揃えで、同ブランドの新しいイメージを発信する狙いがあった。
国内の消費が停滞しヨット人口も増えない中、主力の「セーリング」(マリン)ラインが伸び悩んでいた。ブランドの活性化を考えたとき、国内で活況を呈しているアウトドアがキーワードとして浮上した。北欧テイストが市場で認知されていることもあり、ノルウェー発祥のブランドという条件を生かすこともできる。国内では自社ブランドの「ザ・ノース・フェイス」がアウトドア市場で安定した位置を築いていることも追い風になる。
藤井大丸の期間限定店舗は順調に売り上げを伸ばした。従来、あまり取り込めていなかった20-30代の若い客層を獲得することができた。女性客も購買客の30-40%と高い比率だったという。カップル客の来店も多かった。
期間限定店舗の狙いは、新しい客層にブランドの新しい一面を知ってもらうこと。既存店舗が少ない背景もある。同様の目的で、埼玉県の越谷レイクタウンにも11月3日から来年3月31日まで、限定店舗を出店している。この店舗は「旅」をテーマに売り場を編集。主に女性客をターゲットにしている。













