ヒマラヤ、2024年8月期 第2四半期 連結決算──減収、大幅な減益に
update: 2024/04/17
ヒマラヤの2024年8月期の第2四半期(9-2月)連結決算は、「一般スポーツ」を除く各カテゴリーが伸び悩み、減収となった。秋冬物の衣料やウインター用品を中心に値下げ販売の比率が高まったことやコスト増の影響で大幅な減益に至った。
営業段階で4,200万円の損失を計上
連結の売上高は280億5,900万円(4.6%減)の減収。値引き販売の増加が影響し、売上総利益率(粗利率)が35.0%(1.6ポイント減)と低下した。コストが増えた影響もあり、営業段階で4,200万円の損失(前期は営業利益10億2,700万円)を計上するに至った。当初予測の1億円を大きく下回った。
経常段階では営業外収益により1,100万円(99.0%減)の利益を確保したが、前年同期比から大幅な減益となった。同様に四半期利益も9,800万円(88.1%減)と大きく落ち込んだ(表1を参照)。
商品別の売上高は、主力の「一般スポーツ」が165億3,000万円(1.4%増)と堅調に推移したが、ほかのカテゴリーが軒並み減収となった。「スキー・スノーボード」は23億6,900万円(18.5%減)、「アウトドア」が41億7,800万円(18.1%減)と2ケタの減収。「ゴルフ」も49億8,100万円(2.5%減)と伸び悩んだ。
第2四半期の業績は下方修正したが、通期の業績見通しは据え置いている。連結売上高611億4,000万円(1.6%増)、営業利益12億円(19.8%増)、経常利益14億円(24.4%増)の増収増益を計画している。