ヨネックス、2024年3月期 第3四半期 連結決算──過去最高の売上高、販管費増で減益
update: 2024/02/19
ヨネックスの2024年3月期第3四半期(4-12月)の連結決算は増収を達成、第3四半期では過去最高額を更新した。販管費増で減益となった。主力の「バドミントン」やアジアビジネスが好調な推移だった。
バドミントン、アジアがけん引役に
連結売上高は851億7,200万円(7.0%増)の増収となった。売上総利益率(粗利率)は44.3%(0.7ポイント増)と改善した。販管費率が増加したことで、営業利益が82億400万円(11.9%減)と減益に至った。経常利益も85億8,300万円(6.2%減)と減益となった。四半期利益は62億7,900万円(6.3%減)となった。(表1を参照)。
地域別の売上高は、「日本」が375億4,500万円(5.3%増)、「アジア」が362億9,000万円(6.4%増)と堅調に推移した。利益面でも営業利益60億円(18.3%減)で、収益の柱に成長した。「北米」も45億600万円(16.3%増)と健闘した。
種目別の売上高は、主力の「バドミントン」が519億7,100万円(8.5%増)とけん引役になった。「テニス」は128億3,800万円(1.5%増)とほぼ前年同期比並みだった(表2を参照)。
通期の業績予想に変更はない。連結売上高1,160億円(8.4%増)、営業利益107億円(6.3%増)、経常利益107億円(7.4%増)の増収増益を計画している。