Columbia Sportswear Company、2023年12月期 第1四半期──増収、プロモーションなど経費増で減益に
update: 2023/06/09
Columbia Sportswear Company(コロンビアスポーツウェア社)の2023年12月期第1四半期(1-3月)連結決算は、主力の「Columbia」(コロンビア)ブランドが健闘し、増収を達成した。利益面は、売上総利益率の減少やプロモーションなど経費増の影響もあり、減益に至った。
主力の「Columbia」ブランドが健闘
連結売上収益は、8億2,000万米ドル(約1,082億4,000万円、1米ドル=132円で換算)、7.8%増。売上総利益率(粗利率)は48.7%(1.0ポイント減)。売上総利益率の減少やプロモーションなど経費増の影響で、営業利益が5,600万米ドル(約73億9,200万円、同)、32.5%減の減益となった。税引前利益は6,000万米ドル(約79億2,000万円、同)、28.6%減(表1を参照)。
地域別の売上収益は、主力の「United States」(米国)は5億1,700万米ドル(約682億4,400万円、同)、3.2%増。日本を含む「Latin America and Asia Pacific」(ラテンアメリカ、アジア・太平洋)が1億3,600万米ドル(約179億5,200万円、同)、12.4%増と健闘した。「EMEA」(欧州・中東・アフリカ)も1億800万米ドル(約142億5,600万円、同)、14.9%増と好調な推移だった。
ブランド別の売上収益は、主力の「Columbia」ブランドが7億200万米ドル(約926億6,400万円、同)、9.2%増。「SOREL」(ソレル)は6,000万米ドル(約79億2,000万円、同)、4.8%減と減収した。「PrAna」は3,200万米ドル(約42億2,400万円、同)、1.0%減だった。