Li Ning Company Limited、2022年12月期──2ケタの増収、コロナ禍や原材料高で営業利益は減少
update: 2023/04/12
スポーツブランドの「LI-NING(リーニン)」を展開するLi Ning Company Limited(リーニン社=李寧有限公司)の2022年12月期連結決算は、2ケタの増収を達成したが、コロナ禍や原材料高の影響で営業段階では減益に至った。商品別では「Footwear」(シューズ類)が好調に推移し、けん引役になった。
シューズ類が健闘見せる
連結の売上収益は、258億300万元(約4,644億5,400万円、1人民元=18円で換算)、14.3%増と2ケタの増収。売上総利益率(粗利率)は48.4%(4.6%減)と大きく落ち込んだ。尾を引くコロナ禍の影響や原材料高が足を引っ張り、営業利益は48億8,600万元(約879億4,800万円、同)、4.9%減の減益に至った。
税引前利益は54億1,500万元(約974億7,000万円、同)、1.6%増の微増収。受取利息の増加でわずかながら増益となった。当期純利益は40億6,300万元(約731億3,400万円、同)、1.3%増の微増益だった(表1を参照)。
商品別の売上高では、「Footwear」が134億600万元(約2,426億2,200万円、同)、41.8%増と好調に推移し、けん引役になった。「Apparel」は107億900万元(約1,927億6,200万円、同)、9.4%減と苦戦した。「Equipment and accessories」(用具及びアクセサリー)は16億1,600万元(約290億8,800万円、同)、30.1%増と2ケタの増収だった(表2を参照)。