アルペン、2021年6月期 第3四半期
収益性が回復し、増収増益に
update: 2021/05/20
アルペンの2021年6月期第3四半期(7-3月)連結決算は、収益性が回復して増収増益を達成した。在庫コントロールが順調だったため、売上総利益(粗利)が確保できた。一般スポーツ用品やウインターは減収したが、ゴルフ用品が好調に推移した。
収益性が大幅に改善
連結売上高は1,715億7,000万円(2.8%増)と堅調な推移だった。粗利率は42.4%(2.6ポイント増)と改善した。販管費率も低下したため、営業利益が114億3,500万円(542.0%増)と大幅な増益となった(表1を参照)。
経常利益も127億8,100万円(312.6%増)と大きく増加した。四半期利益は83億3,500万円(前期は4億1,100万円の損失)で、前年同期の損失から黒字転換した。
部門別の推移は、一般スポーツ用品の既存店売上が前年比を下回った。キャンプ用品は堅調、アウトドア業態の「アルペンアウトドアーズ」が好調な推移だった。スポーツアパレルも堅調に推移した。ウインターは減収。ゴルフ用品の既存店売上が前年比を大きく上回った。
期末の店舗数は、392店(6増、6減)。「アルペン」が52店、「ゴルフ5」が194店、「スポーツデポ」が144店。売り場面積は24万9,096坪(759坪増)と拡大した。
通期の業績予想に変更はない。連結売上高2,350億円(7.8%増)、営業利益133億円(221.8%増)、経常利益147億4,000万円(156.6%増)、当期純利益84億4,000万円を計画している。