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アルペン、2021年6月期 第1四半期
販管費を抑制、微増収増益に

update: 2020/11/26

アルペン、2021年6月期 第1四半期 財務数値一覧(表1)

アルペン、2021年6月期 第1四半期
財務数値一覧(表1)

アルペンの2021年6月期第1四半期(7-9月)の連結決算は、経費コントロールが進んだこともあり、微増収増益で収益性が回復した。コロナ禍の影響は続いているが、「ゴルフ用品」では既存店の売り上げがプラスになるなど、健闘した分野もあった。

ゴルフ、キャンプ用品が健闘

連結売上高は580億9,600万円(0.7%増)の微増収。売上総利益率(粗利率)は売価コントロールが功を奏し、42.6%(3.9ポイント増)と改善した。販管費率は、コロナ禍を契機に経費の水準を見直したことがプラスに働き、34.5%(3.2ポイント減)と削減が進んだ。

営業利益は46億9,600万円(681.9%増)と大幅に回復した。同様に、経常利益も51億3,100万円(443.8%増)と増益を達成した。四半期利益も33億7,500万円(887.5%増)と大幅に増加した(別表を参照)。

部門別では、「一般スポーツ用品」は前年同期比の実績を下回った。成長カテゴリーの「キャンプ用品」は安定した伸び。強化分野の「スポーツアパレル」は堅調な推移だった。前述の通り、「ゴルフ用品」は前年比を上回った。その半面、コロナ禍の影響で「水着・マリンレジャー用品」が苦戦した。

期末の店舗数は391店(出3、退4)。業態別では「アルペン」が51店(出1、退1)、「スポーツデポ」が144店(出1、退1)、「ゴルフ5」が194店(退2)。総売り場面積は、24万8,097坪(120坪増)と増加した。

通期の業績見通しは、連結売上高2,300億3,000万円(5.5%増)、営業利益63億9,500万円(54.7%増)、経常利益75億円(30.6%増)。増収増益を計画している。