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ゼビオホールディングス、2021年3月期 第1四半期 連結決算
コロナ禍が影響、減収・損失を計上

update: 2020/08/25

ゼビオホールディングス、2021年3月期 第1四半期 財務数値一覧(表1)

ゼビオホールディングス、2021年3月期
第1四半期 財務数値一覧(表1)

ゼビオホールディングスの2021年3月期 第1四半期(4-6月)の連結決算は、コロナ禍の影響を受けて客数が大幅に減少したことで減益となった。売価の適正化により粗利の改善を進め、また販管費を抑制したが損失を計上するに至った。

売価の適正化で粗利が改善

連結の売上高は408億5,600万円(32.8%減)の減収。売価の適正化を進めた結果、売上総利益率(粗利率)が41.6%(0.7ポイント増)と改善した。販管費の抑制にも取り組んだが、売上および粗利の減少が大きく、営業損失4億6,900万円を計上するに至った(表1を参照)。

ゼビオホールディングス、2021年3月期 第1四半期 部門別売上高(表2)

ゼビオホールディングス、2021年3月期
第1四半期 部門別売上高(表2)

部門別の売上高は軒並み2ケタの減収だった。主力の「一般競技スポーツ」が135億4,900万円(41.9%減)と大きく落ち込んだ。「ゴルフ」も129億8,300万円(23.4%減)と苦戦したが、緊急事態宣言の解除後は堅調な推移だった。

期末の店舗数は、「スーパースポーツゼビオ」が163店(出1、退2)。「ヴィクトリアゴルフ」が158店(出1、退2)、「ゴルフパートナー」が221店(出3、退3)、アウトドア業態の「エルブレス」が74店(増減なし)。

通期の業績見通しは、現時点でコロナ禍の影響を見極めることが困難なことから、開示を見送っている。