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ヒマラヤ、2020年8月期 第2四半期 連結決算
暖冬などで収益性が悪化、減収・損失を計上

update: 2020/04/22

ヒマラヤ、2020年8月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

ヒマラヤ、2020年8月期
第2四半期 財務数値一覧(表1)

ヒマラヤの2020年8月期の第2四半期(9-2月)連結決算は、暖冬により冬物の在庫処分の影響で利益率が悪化したほか、販管費が増加したこともあり、減収・損失を計上するに至った。

「アウトドア」カテゴリーはプラス成長

連結の売上高は294億800万円(9.2%減)と伸び悩んだ。当初の予測よりも売上高が6億1,100万円割り込んだ。損失の幅も拡大した。売上高総利益率(粗利率)は33.0%(1.0ポイント減)と減少。販管費率が34.9%(0.7ポイント増)と増加したこともあり、営業損益は、5億4,900万円(前期は営業損失7,700万円)の損失となった。

各段階の損益も同様に、経常損失4億8,100万円(前期は経常損失2,000万円)、四半期損失3億8,600万円(前期は四半期損失8,300万円)と損失幅が拡大した(表1を参照)。「スキー・スノーボード」の落ち込みが大きかった。

ヒマラヤ、2020年8月期 第2四半期 商品別売上高(表2)

ヒマラヤ、2020年8月期
第2四半期 商品別売上高(表2)

商品別の売上高では、主力の「一般スポーツ」が178億6,600万円(10.0%減)と苦戦した。規模は小さいが「スキー・スノーボード」も19億8,200万円(32.2%減)と大幅な減収となった。「ゴルフ」も同様に、47億700万円(8.4%減)と苦戦。「アウトドア」がキャンプ用品やウエアが健闘し、48億5,200万円(7.4%増)と健闘した。なお、期末の店舗数は106店で変化はない。

下期に入った3月度の売上高は前年同期比81.4%と前年を下回る推移。ネット通販を合わせると81.7%。客単価は100.2%とほぼ前年並みである。通期では、連結売上高636億3,000万円(4.4%減)、営業利益7億円(19.3%減)、経常利益8億4,000万円(15.5%減)を計画している。