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ゼビオホールディングス、2020年3月期 第3四半期
増税や暖冬が影響し、微減収減益に

update: 2020/02/20

ゼビオホールディングス、2020年3月期 第3四半期 財務数値一覧(表1)

ゼビオホールディングス、2020年3月期
第3四半期 財務数値一覧(表1)

ゼビオホールディングスの2020年3月期第3四半期(4-12月)連結決算は、消費増税や暖冬が影響したこともあり、微減収減益となった。ウィンターや一般スポーツ、アパレルが苦戦した。ゴルフは暖冬によりプレー環境が整っていたこと、新作クラブの健闘などで堅調な推移だった。

ゴルフ用品が健闘

連結売上高は1,739億4,800万円(0.2%減)の微減収。きめ細かい売価コントロールなどにより、売上高総利益率(粗利率)が39.3%(0.2ポイント増)とやや改善した。販管費率の増加により、営業利益が45億7,800万円(30.2%減)で減益に至った。経常利益も同じく50億1,500万円(29.5%減)の減益となった(表1を参照)。

既存店ベースの売上高は、スポーツ関連が95.7%。全社では95.7%となった。部門別の売上高は、主力の「一般競技スポーツ」が604億9,100万円(5.2%減)と苦戦した。「スポーツアパレル」も235億6,700万円(2.7%減)と伸び悩んだ。その半面、「アウトドア・その他」が278億7,600万円(4.0%増)と健闘した。「ゴルフ」も493億3,400万円(3.4%増)と堅調な推移だった(表2を参照)。

ゼビオホールディングス、2020年3月期 第3四半期 部門別売上高(表2)

ゼビオホールディングス、2020年3月期
第3四半期 部門別売上高(表2)

期末の店舗数は867店(76増、76減)。出店を進めたが、一方で不採算店舗を閉鎖したため、店舗数に変化はない。業態別では、「スーパースポーツゼビオ」が165店(1増、1減)、「ヴィクトリアゴルフ」が167店(3増、35減)、「ゴルフパートナー」が225店(39増、22減)、「エルブレス」が70店(3増)。

通期の業績見通しに変更はない。連結売上高2,384億1,900万円(2.9%増)、営業利益69億3,100万円(20.2%増)、経常利益75億9,800万円(13.0%増)で、増収増益を計画している。