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旭化成アドバンス、機能素材展「LIVEGEAR™」2021年春夏シーズン
再生素材「エコセンサー™」を再強化

update: 2019/12/05

「ECOSENSOR™」素材を採用した ダウンジャケットの表地。 「パフォーマンスデイズ」で賞を獲得した

「ECOSENSOR™」素材を採用した
ダウンジャケットの表地。
「パフォーマンスデイズ」で賞を獲得した

旭化成アドバンスは、機能素材展「LIVEGEAR™」の2021年春夏シーズンにおいて、 再生素材「ECOSENSOR™」(エコセンサー)をリブランディングし、再強化を図る。リサイクル素材を100%使用している機能性素材で、織物・ニット両方を展開する。

高まる環境保全のニーズを意識

日本国内はまだそれほどではないが、欧州などの海外市場では、環境保全を前提としたリサイクル素材の採用が進んでいる。こうした市場ニーズの変化を鑑み、「ECOSENSOR™」は今年11月、ドイツ・ミュンヘンで開催されたスポーツ主体の素材展示会「パフォーマンスデイズ」でお披露目された。

「ECOSENSOR™」の織物はナイロン素材が中心で、ニットではポリエステルをメーンに使用する。加工場など生産現場などが環境に配慮したサプライチェーンを経た製品に与えられる「bluesign®」の認証も受けている。織物では、10デニール前後の高密度ナイロンの表地や、ストレッチ性を持たせた織物「レオナ®」などに採用した。見た目の質感や品質、堅牢度などは、新品のものと比べても遜色はないという。

同社がミュンヘンの展示会「パフォーマンスデイズ」に出展するのは今回で3度目だったが、過去2回を上回る来場者で賑わった。「ECOSENSOR™」に対する関心が高かったようだ。「ECOSENSOR™」の初年度は売上高1億円を計画。2025年には20億円規模まで成長させる計画だ。