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エスエスケイ、「ジェーンスタイル」2020年秋冬展
スポーツブラのバリエーションを拡大

update: 2019/12/26

エスエスケイ「ジェーンスタイル」。 幅広い着用シーンを想定

エスエスケイ「ジェーンスタイル」。
幅広い着用シーンを想定

エスエスケイ(大阪市)が手掛けるレディススポーツアパレルブランドの「ジェーンスタイル」。2020年秋冬展では、ルーツの商材であるスポーツブラのバリエーションを拡大し、幅広い顧客層の取り込みを目指す。展開販路はGMSを中心に安定しており、収益性が高まってきた。

売り上げは横ばいも、利益体質に構造変化

同ブランドの売上推移は、ほぼ横ばいだが、生産体制の改善を図れたことで、利益体質へと構造変化が進んでいる。商品回転率も引き続き、高い水準を保っている。量販店(GMS)のスポーツ売り場を中心に展開する販路だが、リピーターも増えて、安定した売り上げが確保できるようになっている。

スポーツブラでスタートした同ブランドだが、昨今はボトムス関連が急成長し、売り上げに占める比率が70%近くまで高まってきた(金額ベース)。ボトムスが成長しているが、良き定番のスポーツブラなど、中でも国産品が好調である。定番のプロパー消化率が順調で、リピーターが付いていることもプラスに働いている。生産効率が高まったこともあり、収益性の向上に貢献している。

スポーツブラでは、着用シーンを分けて、異なる品番を提案している。初めて着用する“ファーストブラ”のほか、競技シーンで使用するホールド感のしっかりしたタイプなど、用途に合わせた企画で、多様な顧客ニーズに対応しようとしている。