ブリヂストンスポーツ、2017年秋冬シーズン
2年ぶりに「JGR」の新作クラブが登場
update: 2017/08/14
ブリヂストンスポーツは2017年秋冬シーズンにおいて、9月から2年ぶりに「JGR」の新作クラブを投入する。クラウン部分の“たわみ”を増幅させ、フェースの反発力を高めることで飛距離を伸ばす機能を付加した。
幅広いゴルファーを想定
新モデル「BRIDGESTONE GOLF TOUR B JGR」は、ドライバーのクラウン部分に施した2つの“スリット”の効果で、打球時に大きくたわむ構造。反対にソール部分は剛性を高めて、打球時のエネルギーがフェースやクラウンに集まるよう設計した。
インパクト時のエネルギーを、クラウンがたわむことでフェースの反発力が増幅され、ボールを反発する力が増大して飛距離アップにつながる。ソール部分を固めて、クラウン部分をたわませて、飛距離アップにつながるエネルギーを増幅させる。打ち出し角が高くなり、ボールの初速も早くなるという。フェアウェイウッドでは、たわみやすくするため、ソール部分にもスリットを施した。
アイアンでは、「HF1」「HF2」の2モデルを開発した。「HF1」は飛距離を重視したモデル。ソール幅を広くして低重心構造にし、打ち出し角を上げやすくした。フェース面には高強度の鋼素材を使用し、ソールの一部までフェースを拡大した形状で、部分肉厚の設計で反発エリアを拡大させている。「HF2」は飛距離に加え、打感や操作性を重視したモデル。「HF1」と基本構造は同じだが、フェース裏側に振動吸収ポリマーを配置して打感をマイルドにしている。
「JGR」シリーズではそのほか、初めてレディスモデルを企画した。従来モデル「J615」の後継クラブ。デザインはマイナーチェンジした。アイアンは「HF1」に近い1モデルを提案する。