エスエスケイ「ヒュンメル」2021年春夏展
マルチトレーニング「プレー」を拡充
update: 2020/07/10
エスエスケイ(大阪市)の手掛けるアスレチックブランド「ヒュンメル」は2021年春夏シーズンにおいて、新ラインのマルチトレーニング「hummel PLAY」(プレー)ラインを拡充する。ユニセックス、競技横断型の汎用性スポーツウエアに位置付ける。チーム対応のユニフォームやサッカーのスパイクシューズも強化ポイントだ。
来期は20%増の計画
「ヒュンメル」ブランドも例に漏れず、コロナ禍の影響で今期は苦戦を強いられている。通期(2020年7月期)の見通しもマイナスだ。来期(2021年7月期)はおよそ20%増の計画で、前期(2019年7月期)の水準に戻す構えだ。
商品面の強化ポイントは、前述の「プレー」ラインの拡充。大学生辺りのアスリートを念頭に拡販を進める。サイズはSSからXO2までと幅広く展開。ユニセックスを意識した企画だ。対象種目も、サッカー、バスケットボール、ハンドボール、フットサル、ラクロスなど幅広く展開する。
そのほか、デザイン性を重視した練習ウエアも企画した。明色使いのトレーニングウエアや、切り替えを多用した異素材を組み合わせたウエアなどを提案する。春夏シーズンを意識した接触冷感機能を持つインナー「つめたインナーシャツplus」も新たに企画した。
サッカーでは、カンガルーレザーを採用したスパイクシューズ「ヴォラート」の新モデルも投入する。ハイエンド品で1万4,500円という上代も特徴だ。また、開拓を進めているのが、バスケットボール競技。トップチーム向けのウエア供給のほか、専門店への卸ビジネスも徐々に拡大している。