ダンロップスポーツマーケティング、ゴルフボール「スリクソン ゼットスター」から新モデル
update: 2020/12/03
住友ゴム工業のグループ会社、ダンロップスポーツマーケティングが来年2月5日より、ゴルフボール「スリクソン Z-STAR」(ゼットスター)の新モデルを発売する。パッケージのデザインを変更してブランドイメージを刷新したほか、新しいカテゴリーのボールも追加した。
通期の業績見通しは上振れ
コロナ禍で春先を中心に苦戦していたゴルフビジネスは、緊急事態宣言の解除後は揺り戻しがあった。いわゆる“三密”が避けられるゴルフはプレーしやすいため、プレーヤーの戻りも早かったようだ。
海外ビジネスでは5-6月頃から、初心者向けの「スターターセット」が急に動き出した。日本市場でも8月頃から好転した。例年に比べて台風が少なかったことも、プラスに働いたようだ。コンペ需要やシニアゴルファーの戻りは遅いようだが、個人ゴルファーの動きは悪くない。下期は予測よりも健闘すると見ており、通期の業績は前年度から上振れする見通しだ。
来春、新たに発売する「スリクソン ゼットスター」は、パッケージのデザインをシンプルに改め、ブランドイメージの刷新を図った。スピン性能に優れる「Z-STAR」、新開発の2層コアで飛距離を向上させた「XV」の主力2タイプを市場投入する。
今回は新たに3つめのタイプ「Z-STARダイヤモンド」をテスト販売する。アイアンショットを想定したボールで、フルショット時のスピン性能に着目した。「ミドルアイアンによるフルショットのスピン性能」は、「Z-STAR」シリーズで最大。数量限定だが、新しい顧客ニーズの掘り起こしを試みる。