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ダンロップスポーツ
ゴルフクラブ「ゼクシオ エイト」がデビュー

update: 2013/10/28

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 8代目の新モデル「ゼクシオ エイト」

8代目の新モデル「ゼクシオ エイト」

ダンロップスポーツが12月7日から、主力ゴルフクラブ「XXIO」(ゼクシオ)の8代目モデル「ゼクシオ エイト」を発売する。スイングの慣性モーメントを見直し、より飛距離が伸びるよう改良した。

慣性モーメントに着目

「ゼクシオ エイト」では、慣性モーメントに着目した。慣性モーメントとは「物体の動かしにくさ=回転しにくさ」を表す数値。この数値が小さいほど物体は回転しやすくなる。クラブをスイングする時、手元からヘッドまでの距離が短いほど回転スピードが速くなる。

クラブの回転スピードが上がるとヘッドスピードも速くなり、ボールの飛距離も伸びる。プロゴルファーはこの慣性モーメントを“コック”(手首を曲げること)により小さくしてヘッドスピードを高める技術を持っているが、アマチュアゴルファーには難しい。そこで、回転スピードが上がるようクラブを改良した。

シャフトの先端を軽くし、重心を手元に1cm移動させた。グリップを10g軽くし、ヘッドスピードを上げられるよう工夫した。シャフトは1g軽くなり、その分ヘッドが1g重くなった。ヘッドを重くして振りやすい機能性を向上させた。その結果、前モデル(「ゼクシオ セブン」)より、ドライバーで5ヤード飛距離がアップした(300人以上の試打による)。

「ゼクシオ エイト」のレディスモデル

「ゼクシオ エイト」のレディスモデル

ドライバーのフェースの周囲の厚みを薄くし、「セブン」よりもスイートエリアを10%拡大した。中央にボールが当たらないオフセンターショット時でも、飛距離のロスが大幅に減少した(平均7.1ヤードのアップ)。こうした技術の事を同社では「DST」(デュアル スピード テクノロジー)と呼んでいる。この「DST」はドライバーをはじめフェアウエーウッド、ユーティリティー、アイアンにも採用されている。

シャフトとクラブのヘッド部分の色を替えられるカラーオーダーも展開する。メンズモデルでは赤と黄、レディスモデルではボルドーを用意した。