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ヤギ、機能素材「クライマシールド®」
2020年秋冬シーズンから本格展開

update: 2019/12/18

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ヤギが手掛ける 米国の機能性中綿素材ブランド 「CLIMASHIELD®」(展示会の模様)

ヤギが手掛ける
米国の機能性中綿素材ブランド
「CLIMASHIELD®」(展示会の模様)

ヤギ(大阪)が米国の機能性中綿素材ブランド「CLIMASHIELD®」(クライマシールド)の国内向け代理店として、2020年秋冬シーズンから本格展開を始める。11月中旬に開催した展示会には、およそ40ブランドが来場した。すでに2019年秋冬シーズンより、一部のブランドで採用が始まっている。アウトドアなどスポーツシーンを中心にカジュアルなどへも拡販を進める計画だ。

既存のアパレルビジネス活性化の狙いも

「クライマシールド®」は米国・Harvest Consumer Insulation,LLC(ハーベストコンシューマーインサレーション合同会社=HCI社、米国・テネシー州クリントン)が開発した機能性の中綿素材。2015年の発売後、同社のテネシー州の工場で生産されている。独自のフィラメントと製造技術により、中綿に求められる保温性、耐久性、軽量性、嵩高性の機能性を向上させた。

同素材は米軍にも採用されているほか、国内外のアウトドアブランドにも使用されている。日本国内では、メンズのセレクトショップブランドなどにおいて採用事例がある。国内業務は、ヤギの戦略事業推進部門、USA TASK FORCEが担当する。

戦略事業推進部門、USA TASK FORCEメンバーの神戸孝平氏は、同素材を展開するに至った経緯について、「昨年に出会った素材で、その後HCI社とコンタクトを取り始めた。社内のメンズチームからも興味を持たれた。当社の既存のアパレルビジネスを活性化する目的もあり、取り扱いを決めた」と説明する。