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ミズノ、野球「ブランドアンバサダーミーティング」を開催

update: 2025/12/12

ミズノ、野球「ブランドアンバサダーミーティング」 の様子

ミズノ、野球「ブランドアンバサダーミーティング」
の様子

ミズノが例年、シーズンオフに開催している用具使用契約を結ぶプロ野球選手が一堂に会する「ミズノブランドアンバサダーズミーティング」。約40人の現役選手が参加した。来シーズンに使用する用具の改良点などを担当者と話すほか、新製品を試す機会である。

観戦や応援するファン層へのアプローチも強化

同ミーティングは2000年から現在の形になり、毎年シーズンオフに開催している。選手側としては、来シーズンに使用する用具の調整を行う貴重な場。ミズノの担当者にとっては、契約選手から様々な意見や要望を聞き出し、用具の改善につなげるまたとない機会になっている。

契約選手から様々な意見や要望を聞き出し、 用具の改善につなげるまたとない機会に

契約選手から様々な意見や要望を聞き出し、
用具の改善につなげるまたとない機会に

国内プロ野球(NPB)の各球団に所属する選手をはじめ、米国・メジャーリーグで活躍するシカゴ・カブスの鈴木誠也選手や今永昇太選手なども参加した。契約選手は4つのグループに分かれて、「グラブ・防具」「バット・手袋」「シューズ」「アパレル・バッグ」の各分科会を順次、巡回する。ミズノの事業部のスタッフ、各チームの担当者や工場の職人など、多くのスタッフが関わる一大イベントである。

同社の「野球/ソフトボール」の売上推移は、第2四半期時点で213億円(2.4%減)。野球関連マーケットの縮小が影響しているようだ。今後は、基本的に競技人口は大幅に増えないと分析しているが、スポーツ観戦や応援するファン層に対する新しいビジネスとして開拓していく計画だ。その面でも、このアンバサダーミーティングは重要な取り組みと言えるだろう。