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デサントジャパン、ゴルフウエアビジネス
新感覚のゴルファーを取り込む「デサントゴルフ」

update: 2019/07/18

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デジタルマーケティングへのシフトを加速

一方、「デサントゴルフ」は唯一の2ケタ成長。18年秋冬シーズンは130%、19年秋冬シーズンは115%と2ケタの増収を計画している。ハイエンドラインの「ジーアーク」ラインがけん引役になっている。ECを含め、全チャネルで好調だという。

元々、直営やECなど新しいチャネルを主体に、高機能と高感度が両立した新しい感覚のウエアを求めるゴルファーを狙っている同ブランド。百貨店やチェーン・専門店などを主体にする従来型のブランド展開とは、組み立てが基本的に異なる。しかし今後、百貨店チャネルでは、既存の「マンシングウェア」「ランバン スポール」と併せ、「デサントジャパンとしてのビジネスの収益性を考慮し、『デサントゴルフ』の出店も検討する」(デサントジャパン、伊藤隆明 執行役員第2部門長)。条件が合えば、百貨店への出店も増やす考えだ。

全ブランドに共通した課題は、①新規客の獲得、②顧客のつなぎとめ、の2点。加えて、ブランドサイトやインスタグラムなどSNSによる情報発信力の強化が今後の優先課題だ。「ゴルフウエアブランドのデジタルマーケティングはまだまだこれからの状態。積極的に強化を進める」(伊藤部門長)構えだ。