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エスエスケイ、ベースボールビジネス
2019年度は105%の見通し

update: 2019/06/17

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健闘した軟式バット 「ライズアーチ193」。 新色を投入する

健闘した軟式バット
「ライズアーチ193」。
新色を投入する

スポーツ卸のエスエスケイ(大阪市)が手掛けるベースボールビジネスの2019年度は、前期比105%で着地する予想だ。軟式の新作バットやユニフォーム、スパイクシューズなどがけん引役になった。来期(2020年度)は同108%で、引き続き増収を目指す。

専門店が健闘、チェーン店が苦戦傾向に

5周年を迎える「プロエッジ」も再強化

5周年を迎える「プロエッジ」も再強化

「エスエスケイ」ブランドの野球用品を生産、販売する同社のベースボールビジネス。売り上げの約25%を占めるウエア類が105%と堅調な推移だった。優位性を保っていた昇華プリントのユニフォームが2ケタ近い伸びだったが、競合他社の追随もあり、やや勢いが落ち着いてきた。ユニフォーム全体では98%と前年比を下回った。

スパイクシューズが好調に推移

スパイクシューズが好調に推移


同じく約25%の比率のグッズ類が108%と好調な推移だった。WBSCプレミア12の公認球も伸びている。軟式バットの新モデル「ライズアーチ193」が健闘したが、バット全体では96%。スパイクシューズは、ベルクロモデルの新しいタイプの普及が進んだこともあり、130%と好調な推移だった。約11%の売上比率のグラブは97%とやや苦戦した。

チャネル別では、専門店が全般的に健闘した。バット以外は好調な推移だった。一方、大型店、チェーン店は全体的に苦戦傾向だった。バットは健闘したが、そのほかの商材は苦戦した。