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デサント、7月から水沢新工場を稼働

update: 2025/07/07

水沢新工場の外観

水沢新工場の外観

デサントが7月から、子会社のデサントアパレルが運営する自社工場、水沢工場の新工場を稼働した。「デサント」ブランドの主要製品である「水沢ダウン」の生産拠点で、自社の3工場のマザー工場にも位置付けている。

「高付加価値」製品を強化する方針

水沢工場は岩手県奥州市にある自社工場で、1970年の操業開始。野球のユニフォームやスキーウエア、騎手用の防護ベストなど、高機能が求められる製品を製造してきた。現在は「デサント」ブランドの中核アイテムになっている「水沢ダウン」の生産拠点にする。

高付加価値製品の生産を さらに強化する

高付加価値製品の生産を
さらに強化する

敷地面積は2万9,012㎡、工場の面積は5,098㎡。既存の工場が老朽化していたこと、また生産性の向上を目指す目的もあり、新工場の建て替えに至った。トレーサビリティーの強化や、従業員の満足向上も視野に入れている。

新工場では、丁寧で難易度の高いものづくりをさらに充実させて、同社の強みにする「高付加価値」製品を強化する方針だ。同時に環境配慮や地域共生など、昨今のものづくりに求められている要素も追求する。