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デサント、ゴルフウエアビジネス 2019年春夏シーズン
戦略素材「クーリスト D-Tec™」を採用

update: 2019/02/21

主要6ブランド共通で 戦略素材「クーリスト D−Tec™」 を採用(写真は「デサントゴルフ」)

主要6ブランド共通で
戦略素材「クーリスト D−Tec™」
を採用(写真は「デサントゴルフ」)

デサントは2019年春夏シーズンのゴルフウエアにおいて、主要6ブランド共通で戦略素材「クーリスト D-Tec™」を採用し、他社との差別化を図る。用品類では、キャディーバッグを中心に、バッグ類のシーズンテーマとデザインの連携を強化する。

全ブランド横断で新素材を活用

2018年秋冬シーズンのゴルフウエアブランドの実績は、全体で98%とやや低調だった(12月末まで)。暖冬の影響が大きく、店頭の消化が進まなかったことがマイナス要因となった。2019年春夏シーズンの計画は、ブランド全体で前年同期比108%。「マンシングウェア」が105%、「ランバン スポール」が108%、「ルコックゴルフ」が108%、「デサントゴルフ」が136%、「カッター&バック」が106%、「スリクソン」が114%、エキップメント(用品類)が106%の計画だ。

汗処理、気化熱によるクーリングに着目した 戦略素材「クーリスト D−Tec™」

汗処理、気化熱によるクーリングに着目した
戦略素材「クーリスト D−Tec™」

ブランド横断型で戦力素材に据える「クーリスト D-Tec™」は、夏の厳しい暑さを想定し、“クーリング”機能に着目した。汗を効率的に発散し、その気化熱によりクーリング機能を発揮する。同社では、すでに遮熱機能を利用したクーリング素材「サンスクリーン™」を展開しているが、「クーリスト D-Tec™」は同素材に比べ、より汗処理に特化している。「クーリスト D-Tec™」は、主要6ブランド全てに採用する。

「マンシングウェア」の18年秋冬は101%。19年春夏は105%を計画している。商品面では、日本製を主体にした「ワンシング」シリーズの拡充、キャンペーンや協業企画に力を入れる。昨年4月にオープンした東京・銀座の旗艦店舗や自社ECを通じた売上促進も進める。「ランバン スポール」の18年秋冬は101%。19年春夏は108%を計画している。百貨店チャネルを軸に、ファッション性の高い「アベニールライン」を拡充し、新規顧客の開拓を図る。自社ECをリニューアルし、売り上げの拡大を進める。

「ルコックゴルフ」の18年秋冬は98%。19年春夏は108%を計画している。春夏シーズンの主力商材を強化し、売り上げの確保に力を入れる。「デサントゴルフ」の18年秋冬は131%。19年春夏は136%を計画している。立ち上げから4年が経過し、ブランドの世界観が浸透してきたようだ。チェーンや百貨店、ECなどの各チャネルで売上拡大が図れている。都心やECなど、ブランドの世界観を発信できているチャネルは好調だという。今後もVMDやレディスを強化し、新規顧客やリピーターの創出を目指す。

「カッター&バック」の18年秋冬は93%。19年春夏は106%を計画している。大型チェーン店において、コーナー化を推し進めるほか、重点スタイル商品の販促強化、買いやすい高機能商材に力を入れる。「スリクソン」の18年秋冬は98%。19年春夏は114%を計画している。また今春から、新たにレディス商材を展開する。メンズと共に、ブランドのファンの開拓に力を入れる。エキップメントでは、キャディーバッグを中心に、バッグ類のシーズンテーマとデザインの連携を強化する。また、ゴルフシューズの新しいデザインも提案する。