TOP > 店頭レポート > デサント、「デサント」ブランドの直営...

デサント、「デサント」ブランドの直営店を集中出店

update: 2021/04/09

「デサント」ブランドの直営店を複数出店 (写真は旗艦店「DESCENTE TOKYO」)

「デサント」ブランドの直営店を複数出店
(写真は旗艦店「DESCENTE TOKYO」)

デサントが社名ブランド「デサント」の直営店を4月に相次いで出店する。経営計画の一環である「DTC(Direct to consumer)事業の強化」を目的とした施策で、関東圏にプロパー店舗を3店オープンする。

立地はショッピングモール、エンドユーザーの生活圏を意識

今回の直営店出店は、昨年11月に公表された「日本事業収益改善に向けた構造改革の実施」の内容に基づいている。「DTC事業の強化を主とする商品企画及び流通改革」を掲げており、それを実現するための措置だ。

同社はかねて、「水沢ダウン」や「オルテライン」などライフスタイルを意識した商材を主体にした業態「デサント ブラン」の直営店展開を増やしてきた。社名ブランド「デサント」を冠した直営店舗は、渋谷の「デサント トウキョウ」(2019年2月、原宿から移転オープン)の1店舗に限られていた。

3店の直営店は、4月9日に「ららぽーと横浜」(店舗面積23坪)、16日に「ららぽーと富士見」(同32坪)、23日には「コクーンシティ」(31坪)へそれぞれ「デサント」ブランドのショップをオープンする。いずれも郊外型のショッピングモール立地で、エンドユーザーの生活圏を意識した。

渋谷の「デサント トウキョウ」の出店目的は、①ブランド表現の場として活用する、②ユーザーの認知度を向上させる、③明治通り沿いの“デサント”ストリートを確立する、という3点だった。今回の3店舗の目的も、①と②の項目に当てはまると言えるだろう。メーン商材は機能性を付加したアパレルだが、シューズやバッグ、直営限定の商材も展開する。