心斎橋PARCOの8階フロア「大丸心斎橋店ゴルフ売り場」
百貨店ゴルフウエアを再編

update: 2020/12/11

心斎橋PARCO（パルコ）の8階フロアにオープンした「大丸心斎橋店ゴルフ売り場」。2009年11月に旧北館（現心斎橋パルコ）の8階にオープンした「ゴルフワールド」がルーツで、サービスや新しいテナントなどを加えて、再編成した売り場に生まれ変わった。

旧「ゴルフワールド」をリニューアル

元々、「そごう心斎橋本店」として営業していた同館。09年秋には、大丸心斎橋の北館として営業を再開した。その際、8階フロアで展開していたのが「ゴルフワールド」だ。百貨店ゴルフ売り場に出店する常連のブランド──「マンシングウェア」「アダバット」「バーバリーゴルフ」「ヒールクリーク」「カッパゴルフ」などを集積した王道を行く編成で、当時は大阪市内でも有数のフロアとして認知されていた。

旧北館は昨年（2019年）9月、一旦閉館。一部の既存テナントは本館へショップを移転していた。今年（2020年）11月20日、「心斎橋パルコ」に運営が移行し、新しいゴルフ売り場として生まれ変わった。

大きな特徴は、「つるやゴルフ」の物販店舗及び「ゴルフスクール」が新たに出店した点。旧フロアにも「加賀ゴルフ」の物販店舗などが出店していたが、規模感がさらに増した。ゴルフウエアは、「マンシングウェア／ランバンスポール」（複合店）、「ブラック＆ホワイト」、「アダバット」「ポロゴルフ」「サマンサタバサゴルフ」など既存ブランドに加え、「ムータマリンゴルフ」（関西初）や「カジェヘラ」（全国初）など新規も加わった。

メーンはゴルフだが、タウンユースも意識したテナント構成。「CW－X」や「ロゴスショップ」、シューズ専門店「エービーシー・マート」も軒を並べる。従来のフロアに比べると各ショップのスペースが広くなり、ブランド数が減った。ジーンズの「リプレイ」も一角を占めており、ややリーシングの核が定まっていない観もある。

7階の「無印良品」、9階の「東急ハンズ」と大型の専門店に挟まれた8階フロア。ゴルフウエア関連のテナントが減り、一般スポーツの要素も加わった。女性を中心としたリピーター客が中心になると考えられる。