アメア スポーツ ジャパン、「アークテリクス」 グランフロント大阪に最新のコンセプトストアを移転オープン
update: 2021/02/24
アメア スポーツ ジャパン(東京)が2月19日、アウトドアブランド「アークテリクス」の最新のコンセプトストアを大阪・梅田の複合商業施設「グランフロント大阪」内に移転オープンした。女性の利用が多い同施設の客層を考慮し、レディス品番を充実させている。
女性客を意識した商品構成
「アークテリクス グランフロント大阪店」は、同施設の南館4階に移転オープンした。「アークテリクス」ブランドの最新のコンセプトを採り入れたショップで従来、あまり使わない「白」色を中心に内装をデザインした。アウトドア専門店のハードな印象とは異なり明るくソフトな雰囲気に仕上がっている。店舗面積は75.5坪とかなり大きい。
昨年2月、同じ梅田商圏内にあるファッションビル「イーマ」から「グランフロント大阪」に移転オープンした。同年9月に今回のショップを出す予定だったが、コロナ禍で半年ほどオープンが遅れた。かねて「グランフロント大阪」では、アウトドア関連テナントの集積に力を入れてきたが、現在も南館5階を中心に、複数のアウトドアショップが軒を並べている。
品揃えは直営路面店のみで扱う「ヴェイランス」ラインを除くフルラインナップ。アパレルに占めるレディス品番は40%と高めで、OL・キャリアなど女性客の来館が多い特性を考慮し、レディス品番を充実させている。「(南館4階は)女性客が多く訪れるフロアなので、レディスを強くしたい」(アメア スポーツ ジャパン、高木賢 アークテリクスブランドヘッド)と考えている。
国内ビジネスはコロナ禍で苦戦を強いられたが、昨年の秋冬商戦──10月中旬から12月ごろまで回復が見られたという。日本のアウトドア市場はゴールデンウイーク前後の4-5月に1つ目のピークが来るという。女性客も取り込みながら、反転攻勢を目指す。