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住友ゴム工業、「スポーツ」事業 2024年3月期 第3四半期──微増収、減益に

update: 2024/11/20

住友ゴム工業、『スポーツ事業』2024年12月期 第3四半期 数値一覧(表1)

住友ゴム工業、『スポーツ事業』2024年12月期
第3四半期 数値一覧(表1)

住友ゴム工業の「スポーツ」事業の2024年3月期 第3四半期は、微増収減益となった。主力の「ゴルフ用品」事業は、「ゼクシオ」の新製品や為替の円安効果もあり、増収に貢献した。「テニス用品」は前年並みだった。

「ゴルフ用品」事業が健闘、「北米」が好調持続

同社の「スポーツ事業」の売上収益は、976億8,900万円(0.4%増)の微増収となった。主力の「ゴルフ用品」が健闘した。事業利益は、79億2,600万円(10.9%減)の減益に至った。韓国における減益、北米を中心とした販売の悪化がマイナス要因になった。

「ゴルフ用品」の売上高は前年同期比を上回った。「テニス用品」は日本と北米で増収したが、欧州は伸び悩んだ。「ウェルネス事業」は、ゴルフスクール・テニススクールを除く事業を売却予定だ。

地域別の売上収益は、「日本」が285億円(0.3%減)の微減収。「北米」は301億円(4.9%増)と好調を維持している。「欧州」も164億円(2.5%増)と堅調な推移だった。「アジア」は187億円(7.0%減)と苦戦した。

通期の業績は、売上収益が1,295億円(2.3%増)、事業利益が90億円(28.0%増)の増収減益を計画している。