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ゴールドウイン、2024年3月期 第3四半期 連結決算──暖冬の影響受けるも、増収増益を達成

update: 2024/02/09

ゴールドウイン、2024年3月期 第3四半期 財務数値一覧(表1)

ゴールドウイン、2024年3月期 第3四半期
財務数値一覧(表1)

ゴールドウインの2024年3月期第3四半期(4-12月)の連結決算は、暖冬で重衣料が影響を受けたが、インバウンド需要が後押ししたほか、主力の「ライフスタイル」商材が堅調だったこともあり、増収増益を達成した。高い収益性を持続している。

各カテゴリーで増収に

連結の売上高は948億3,200万円(9.3%増)と堅調な推移だった。各カテゴリーで順調に売り上げを伸ばした。売上総利益率(粗利率)は53.3%(0.1ポイント増)とほぼ横ばい。営業利益は191億8,900万円(5.0%増)と堅調に増加した。

経常利益は持分法による投資利益42億6,100万円の計上もあり、235億7,600万円(7.5%増)と増益に至った。四半期利益も175億7,400万円(8.0%増)で堅調な推移だった。

ゴールドウイン、2024年3月期 第3四半期 事業区分別売上高(表2)

ゴールドウイン、2024年3月期 第3四半期
事業区分別売上高(表2)

事業区分別の売上高では、主力の「ライフスタイル」が560億2,600万円(9.2%増)と好調に推移した。主力ブランド「ザ・ノース・フェイス」においては、キッズ商材が2増と好調を持続している。「パフォーマンス」は暖冬の影響で当初は動きが鈍かったものの、後半は状況が改善した。「ファッション」はインバウンド需要の後押しもあり、74億6,400万円(22.1%増)と2ケタの増収となった。

通期の業績見通しは据え置いている。連結売上高1,230億円(6.9%増)、営業利益226億円(3.2%増)、経常利益282億円(0.4%増)を計画している。