ヒマラヤ、2024年8月期 第1四半期──微減収、損失を計上
update: 2024/01/12
ヒマラヤの2024年8月期第1四半期(9-11月)の連結決算は、秋冬物の苦戦や経費増が影響し微減収、損失を計上するに至った。「一般スポーツ」を除くカテゴリーが苦戦傾向だった。
秋冬物の苦戦、経費増が影響
連結の売上高は134億7,500万円(0.6%減)の微減収だった。9月および11月は前年を上回ったが、11月が大きく落ち込んだ。ECの売上高は0.1%増(社内管理数値ベース)の微増だった。売上総利益率(粗利率)は35.2%(1.9ポイント減)と低下した。
営業損益は、6,400万円の損失を計上するに至った(前期は営業利益3億6,700万円)。粗利の減少のほか、暖冬による秋冬物アパレルの収益率の低下、物価や人件費などのコスト増が影響した。経常損益も1,700万円の損失計上となった(前期は経常利益3億9,700万円)。
商品別の売上高は、「一般スポーツ」を除く全カテゴリーで苦戦傾向となった。「ゴルフ」が26億3,300万円(4.9%減)、「アウトドア」が22億1,800万円(13.6%減)で、コロナ禍の“特需”が一巡したようだ。「一般スポーツ」は82億2,300万円(5.2%増)と健闘した。
通期の業績予想に変更はない。連結売上高611億4,000万円(1.6%増)、営業利益12億円(23.9%増)、経常利益14億円(24.4%増)の微増収増益を計画している。