adidas Group、2023年12月期 第3四半期 連結決算──減収減益に
update: 2023/12/01
adidas Group(アディダス社)の2023年12月期第3四半期の連結決算は、為替の影響もあり減収となった。利益面では、経費増の影響もあり減益に至った。第3四半期(7-9月)は「North America」(北米)が苦戦したが、そのほかの地域は為替ニュートラルでプラスとなった。
北米が苦戦、他地域は為替の変動を除けばプラス成長に
連結の売上収益は166億1,600万ユーロ(約2兆6,087億1,200万円、1ユーロ=157円で換算)、4.0%減。売上総利益率(粗利率)は48.4%(1.3ポイント減)と低下した。経費増や為替などが影響したようだ。
営業利益は粗利率の減少やコスト増なども影響し、6億4,600万ユーロ(約1,014億2,200万円、同)、53.6%減で、前年同期より約半減した。同様に税引前利益も4億8,000万ユーロ(約753億6,000万円、同)、57.2%減と大きく落ち込んだ。
地域別では、「North America」(北米)が売上収益40億6,000万ユーロ(約6,374億2,000万円、同)、16.5%減と苦戦した。主力の「EMEA」(欧州・中東・アフリカ)は同63億7,100万ユーロ(約1兆2億4,700万円、同)、1.6%減とやや伸び悩んだが、為替の変動を除けば1.7%増とほぼ前年同期比並みだった。