アシックス、2023年12月期 第1四半期 連結決算──2ケタの増収、大幅な増益を達成
update: 2023/05/11
アシックスの2023年12月期第1四半期(1-3月)の連結決算は2ケタの増収を達成した。全カテゴリー、地域でプラス成長を果たした。利益面でも大幅な増益となった。第1四半期の売上高としては過去最高額。営業利益も過去最高を更新した。
主力のランニングがけん引役に
連結売上高は1,522億9,700万円(44.6%増)と大幅な増収となった。主力のランニングシューズ、競技系シューズがけん引役になった。売上総利益率(粗利率)は50.2%(0.3ポイント増)と微増。販管費のコントロールが順調に行き、営業利益が221億2,000万円(119.9%増)と過去最高を記録した。同様に、経常利益も219億2,100万円(99.3%増)と2倍近い増益。四半期利益も163億1,000万円(86.9%増)と好調な推移だった(表1を参照)。
カテゴリー別の売上高では、「パフォーマンスランニング」が779億円(32.6%増)と好調な推移。「コアパフォーマンススポーツ」も227億円(122.4%増)と大きく伸ばした。「スポーツスタイル」も154億円(90.8%増)と大きな伸びだった。
地域別の売上高は、日本(アシックスジャパン)が231億円(61.9%増)。「欧州」が444億円(43.9%増)と貢献した。「北米」も261億円(23.9%増)と健闘した。「中華圏」は191億円(41.2%増)だった。