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PUMA、2022年12月期 連結決算
欧米を中心に健闘、増収増益に

update: 2023/03/06

PUMAの2022年12月期は増収増益に (画像は説明資料から抜粋)

PUMAの2022年12月期は増収増益に
(画像は説明資料から抜粋)

PUMA(プーマ社)の2022年12月期の連結決算は、欧米を中心に順調な推移で増収増益を達成した。全地域・全商品で2ケタの増収を達成した。日本を含むアジア・太平洋地域が伸び悩んだ。

アジア・太平洋が伸び悩む

PUMA、2022年12月期 財務数値一覧(表1)

PUMA、2022年12月期
財務数値一覧(表1)

連結の売上収益は、84億6,500万ユーロ(約1兆1,851億円、1ユーロ=140円で換算)、24.4%増と好調な推移だった。売上総利益率(粗利率)は46.1%(1.8ポイント減)と低下。原材料のコスト増や市場在庫の増加が影響したようだ。販管費率が低下したこともあり、営業利益(EBIT)は6億4,000万ユーロ(約896億円、同)、15.0%増の増益となった。

税引前利益(EBT)は5億5,100万ユーロ(約771億4,000万円、同)、9.2%増となった。当期純利益は3億5,300万ユーロ(約494億2,000万円、同)、14.2%増だった(表1を参照)。

PUMA、2022年12月期 地域別・商品別売上高(表2)

PUMA、2022年12月期
地域別・商品別売上高(表2)


地域別の売上高では、「EMEA」(欧州・中東・アフリカ)が31億1,300万ユーロ(約4,358億2,000万円、同)、23.0%増と好調な推移。「Americas」(米州)が36億8,500万ユーロ(約5,159億円、同)、39.8%増と引き続き好調を維持している。日本を含む「Asia/Pacific」(アジア・太平洋)は16億6,500万ユーロ(約2,331億円、同)、1.7%増と伸び悩んだ。

商品別の売上高では、主力商材の1つ「Footwear」(シューズ)が43億1,700万ユーロ(約6,043億8,000万円、同)、36.5%増とけん引役になった。「Apparel」(アパレル)は28億9,600万ユーロ(約4,054億4,000万円、同)、15.1%増と2ケタの増収だった。