国内スポーツ主要上場企業、2025年3月期 連結決算 業績見通し──③ヨネックス
update: 2025/05/02
国内スポーツ主要上場企業の2025年3月期決算の業績を展望する。第3回目は、ヨネックスを取り上げる。前期の2024年3月期連結決算は、日本や主力のバドミントンが堅調に推移し、増収増益を達成した。バドミントン用品が2ケタ増とけん引役になった。
通期予想を上方修正
前期の連結売上高は1,164億4,200万円(8.8%増)の増収。売上総利益率(粗利率)は44.3%(1.4ポイント増)と改善し、営業利益が116億1,100万円(15.4%増)の増益となった。経常利益は121億9,500万円(22.4%増)、当期純利益も88億5,900万円(20.8%増)と増益だった。
種目別では、主力の「バドミントン用品」が726億6,600万円(11.3%増)と引き続きけん引役である。地域別では、「日本」が510億3,900万円(6.9%増)と健闘。「アジア」も548億4,900万円(10.4%増)と好調な推移だった。
第2四半期終了時点で、通期の業績見通しを上方修正している。今期は連結売上高1,340億円(15.1%増)、営業利益131億円(12.8%増)、経常利益131億円(7.4%増)、当期純利益100億円(12.9%増)で、増収増益を計画している。(終り)