ヨネックス、2023年3月期 第2四半期
大幅な増収増益を達成

update: 2022/11/16

ヨネックスの2023年3月期第2四半期（4－9月）の連結決算は、為替の押し上げ効果もあり、大幅な増収増益を達成した。主力のバドンミント中心に各地域、各カテゴリーで健闘した。

第2四半期における過去最高の収益を確保

連結の売上高は500億9,200万円（44.0％増）で過去最高額を更新した。売上総利益率（粗利率）は45.2％（0.3ポイント減）と微減したが、販管費率が低下したこともあり営業利益が71億1,600万円（69.9％増）と過去最高益を更新した。

経常利益は円安による為替差益の計上もあり、77億9,600万円（81.1％増）と大幅な増益を達成した。同様に四半期純利益も55億9,500万円（67.3％増）で増益となった（表1を参照）。

地域別の売上高では、「日本」がバドミントン、テニスの復調で242億9,100万円（29.0％増）と健闘した。「アジア」はChina・上海のロックダウンの影響を受けたが、6月以降は回復し、売上高212億1,500万円（59.0％増）となった。

種目別の売上高では、主力の「バドミントン用品」が292億7,900万円（51.7％増）とけん引役になった。「テニス用品」も89億1,100万円（55.6％増）と好調に推移した。その他の商材も2ケタ増と好調な推移だった。

通期の業績予測は据え置いている。円安や原材料高などマイナス要因を踏まえての見立てだ。連結売上高は970億円（30.2％増）、営業利益92億円（36.5％増）、経常利益96億円（32.5％増）の計画だ。