美津濃、2023年3月期 第2四半期
主力の競技スポーツが健闘、2ケタの増収増益に

update: 2022/11/11

美津濃（ミズノ）の2023年3月期第2四半期（4－9月）連結決算は、主力の競技スポーツが健闘し、2ケタの増収増益を達成した。ゴルフやサッカー、ベースボールなど主力の競技スポーツが貢献した。経費削減も進み、売り上げ、利益ともに第2四半期で最高額を達成した。

過去最高の収益を更新

連結売上高は992億400万円（16.6％増）と2ケタの増収。ゴルフクラブが世界規模で好調だったほか、サッカーやベースボール、ラケットスポーツなどにおいてシューズが健闘した。売上額は第2四半期では過去最高額。

利益面では、売上総利益率（粗利率）が40.6％（1.4ポイント減）と低下したが、販管費率が低下したこともあり、営業利益が81億4,000万円（46.1％増）と2ケタの増益となった。同じく経常利益も85億4,500万円（45.9％増）と増益。四半期純利益も64億2,900万円（50.1％増）と過去最高額を更新した。

地域別の売上高では、主力の「日本」が621億円（14.4％増）と健闘した。「米州」が154億円（24.2％増）、「欧州」が112億円（16.7％増）と好調だった。「アジア／オセアニア」も105億円（19.3％増）と健闘した。

商品別の売上高では、三本柱の「フットウエア」「アパレル」「イクイップメント」が安定した推移。それぞれ288億円（18.5％増）、265億円（11.3％増）、277億円（16.9％増）で、2ケタの増収を達成した。国内では、ワーキングやスポーツ施設運営ビジネスも好調に推移した。

上期の好調を受けて、通期の業績予測を上方修正している。連結売上高1,950億円（120億円増）、営業利益115億円（10億円増）、経常利益115億円（20億円増）で、増収増益の計画だ。