デサント、2023年3月期 第2四半期 連結決算
2ケタの増収増益を達成
update: 2022/11/08
デサントの2023年3月期第2四半期(4-9月)連結決算は、主力の「デサント」ブランドが好調だったほか、主要3地域(日本、韓国、中国)が健闘し、2ケタの増収増益を達成した。経常利益及び四半期純利益が過去最高を更新した。当初の業績予測を上回った。
主力ブランドの「デサント」がけん引役に
連結売上高は572億1,000万円(14.6%増)と2ケタの増収となった。主要3地域(日本、韓国、中国)全てで増収を達成した。売上総利益率(粗利率)も58.2%(0.7ポイント増)と改善。販管費率が低下したこともあり、営業利益が48億9,500万円(80.4%増)と大幅に増加した。
経常利益は、持分法による投資利益が増加した事もあり、67億4,000万円(68.3%増)と過去最高額を更新した。同じく四半期純利益も51億3,200万円(106.3%増)と過去最高額を更新した(表1を参照)。
ブランド別では、主力の「デサント」が売上高238億円(13.3%増)と2ケタの増収。主力3地域でけん引役になった。「ルコックスポルティフ」は同148億円(11.3%増)、「アリーナ」が同39億円(30.0%増)と好調に推移した。「アンブロ」が同59億円(43.9%増)と大きく成長した。
地域別では、日本と韓国がそれぞれ2ケタの増収。China(中国)では、上海を中心にロックダウンの影響を大きく受けたが、現地売上は33.6%増と前年同期比を大きく上回った(表2を参照)。
健闘した第2四半期の結果を受けて、通期の業績見通しを上方修正している。連結売上高1,180億円(15億円増)、営業利益81億円(14億円増)、経常利益123億円(16億円増)を計画している。