スノーピーク、2022年12月期 第2四半期
2ケタの増収増益に

update: 2022/10/12

スノーピークの2022年12月期第2四半期連結決算は、2ケタの増収増益を達成した。キャンプ需要の高まりや卸ビジネスの好調も後押しし、主力のアウトドアを中心に健闘した。アパレルも増収を達成した。

主力のアウトドア、卸ビジネスがけん引

連結売上高は156億9,600万円（34.5％増）で2ケタの増収。売上総利益率（粗利率）は56.1％（1.3ポイント増）と改善した。販管費率は39.8％（1.2ポイント減）と減少したこともあり、営業利益が25億5,900万円（58.6％増）と大幅な増益となった。

同じく経常利益も25億8,500万円（50.9％増）と好調な推移。四半期利益も17億1,200万円（51.4％増）と大きく伸ばした。売り上げに占める利益率は10％台と高い水準にある（表1を参照）。

事業別の売上高は、主力の「アウトドア」が130億9,000万円（36.1％増）とけん引役になった。「アパレル」も14億2,000万円（26.8％増）と好調な推移だった。規模はまだ小さいが、「Snow Peak EAT」が2億6,000万円（116.7％増）と急成長している（表2を参照）。

販路別では、ディーラー卸の売り上げが54億6,000万円（36.2％増）と大きく貢献した。直営店も20億9,000万円（15.5％増）と好調な推移だった。自社のECビジネスは7億9,000万円（25.4％増）で着実に成長している。

第2四半期は好業績だったが市況動向を鑑み、通期の業績は当初予測よりも下回る見通しだ。連結売上高318億円（23.7％増）、営業利益38億5,000万円（0.8％増）、経常利益38億9,700万円（3.4％減）の増収減益を計画している。