ヨネックス、2022年3月期 連結決算
過去最高の収益を達成、増収増益に
update: 2022/05/18
ヨネックスの2022年3月期連結決算は、売上高が過去最高を記録し、増収増益を達成した。主力のバドミントン用品を中心に全商品、全地域で増収を達成した。営業利益も過去最高益となった。
バドミントンがけん引役に
連結売上高は744億8,500万円(44.5%増)と大幅な増収。バドミントンやテニス、日本、China市場が貢献した。売上総利益率(粗利率)が44.8%(3.5ポイント増)と改善したほか、販管費率も低下した事から、営業利益が67億3,800万円(552.7%増)で過去最高益となった。
種目別の売上高では、「バドミントン用品」が国内外共に好調な推移だった。計433億円(50.2%増)とけん引役になった。「テニス用品」も同じく好調な推移で、114億9,800万円(55.3%増)。「ゴルフ用品」も15億1,600万円(47.0%増)と健闘した。
地域別では、主力の「日本」が売上高375億1,500万円(29.3%増)と復調した。損益面も前期の損失計上から一転し、14億9,400万円の営業利益を確保するに至った。バドミントンが好調だった「アジア」は売上高309億6,800万円(69.5%増)と大きく伸ばした。
通期の業績見通しは、連結売上高が860億円(15.5%増)、営業利益が77億円(14.3%増)、経常利益が80億円(10.4%増)、当期純利益が59億円(2.1%増)。増収増益の計画だ。