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ゼビオホールディングス、2022年3月期 第2四半期
収益力が回復、増収増益を達成

update: 2021/11/18

ゼビオ、2022年3月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

ゼビオ、2022年3月期
第2四半期 財務数値一覧(表1)

ゼビオホールディングスの2022年3月期第2四半期(4-9月)連結決算は、収益力が回復し、増収増益を達成した。ゴルフや一般競技スポーツが好調で、けん引役となった。業績は回復したが、一昨年(2019年度)の実績には届いていない。

ゴルフ、一般競技スポーツがけん引役に

連結売上高は1,071億4,600万円(17.8%増)と2ケタの増収だった。上期で1,000億円台を回復したが、2019年度実績の1,175億500万円は下回った。売上総利益率(粗利率)は39.5%(0.9ポイント減)だったが、販管費が低下したこともあり営業利益は21億200万円(885.7%増)と大きく改善した。

同じく経常利益も32億3,400万円(565.8%増)と回復した。四半期利益は16億1,200万円(1085.3%増)だった。営業利益は2019年度のほぼ半分の額で、収益性は回復途上にある。

ゼビオ、2022年3月期 第2四半期 部門別売上高(表2)

ゼビオ、2022年3月期
第2四半期 部門別売上高(表2)

部門別の売上高では、「ゴルフ」が381億4,400万円(32.6%増)と好調に推移し、売上規模でトップとなった。「一般競技スポーツ」は347億2,100万円(13.6%増)だった。「アウトドア・その他」が162億4,200万円(11.8%増)と健闘した(表2を参照)。

通期の業績予測は据え置いている。連結売上高2,253億3,500万円(11.3%増)、営業利益52億5,200万円(89.8%増)、経常利益57億5,000万円(32.4%増)、当期純利益24億8,700万円(503.1%増)の見通しだ。