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美津濃、2021年3月期 連結決算
減収減益となるも当初予測を上回る

update: 2021/05/13

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中期の数値目標を策定

美津濃、中期計画 数値目標(表3)

美津濃、中期計画 数値目標(表3)

2020年度の業績発表と併せて、3カ年の中期計画を公表している。2023年度(2024年3月期)には連結売上高2,000億円、営業利益90億円、経常利益90億円を計画している。プロダクト(品目)別では、「フットウェア」と「アパレル」が共に600億円で、収益の柱になる見通しだ(表3を参照)。

財務面において、当面の不安材料は見当たらない。商品回転率は下がったものの、「在庫のコントロールがうまく行った」(水野明人 代表取締役社長)こともあり、安定した収益性を持続している。流動性指標も改善しており、自己資本比率は過去最高の66.0%まで高まった(表1を参照)。

通期の業績見通しは、連結売上高1,750億円(16.3%増)、営業利益50億円、経常利益50億円(17.1%減)、当期純利益35億円(6.6%減)。